• 大阪府

割烹の老舗、難波の「美加佐」で鯨食文化に目覚める!

くじら

食とお笑いのハイブリッドな聖地、大阪の難波に、

長年常連さんたちの心をつかんで離さない名物グルメを提供するお店があるのはご存知ですか?

その名も割烹「美加佐」

くいだおれ人形でもおなじみの道頓堀から一歩路地に入った法善寺横丁にあります。

大阪メトロ堺筋線、千日前線・日本橋駅2番出口からだと徒歩4分です。

 

軍鶏を使った品々が、こちらの看板料理の一つとなっています。

たたきをはじめ、香ばしさ際立つ焼き物、寒い冬には特にうれしいお鍋など、調理方法はいろいろ。

いずれも素材の良さが引き立ち、歯ごたえも抜群で、

噛むごとに力強い旨味が口の中にじわっとあふれてきます。

 

双璧をなすのが、「皮くじら」と呼ばれるもの。

ハリハリ鍋でもよく知られるように、大阪は鯨食文化が定着している土地柄です。

この部位は鯨の皮目を含んだ脂身のこと。

 

砂糖と塩に漬け込んだものをさらに茹で上げ、鰹節と醤油をかけていただくシンプルな

一皿に仕上げられています。

やさしく舌の上で溶けていく食感と独特の甘みは、通うたびに注文したくなるほど。

老舗らしからぬ大胆さで、島らっきょうとパクチーが添えられている点にも注目です。

 

そして、「クラシタ」や「たてがみ」の国産馬刺しは、

まだ馬肉が珍しかった時代からずっと提供し続けている根強い人気の名品。

 

2階には4名用のテーブルが2席ありますが、1階の8席あるカウンターこそ、

ここの真髄を体験できる特等席です。

こじんまりとしたスペースながらも、店主とお客さん、

常連さん同士の軽妙なやりとりが繰り広げられ、初めて訪れた人にとっても、

親しみやすい雰囲気。

 

気の利いた肴をつまみつつ、店主渾身の厳選日本酒を傾けていくと、自然に場は笑いの渦に。

この街に脈々と受け継がれてきた大阪人のバイタリティを垣間見る思いがしてきます。

観光などで道頓堀界隈を訪れたときには、法善寺横丁の「美加佐」へ。

名物グルメを通じて、ますますこの街のことが好きになっていくに違いありません。

 

[店名] 割烹 美加佐

[TEL] 06-6211-6665
[住所] 〒542-0076大阪府大阪市中央区難波1-1-20
[アクセス]
大阪メトロ堺筋線、千日前線「日本橋駅」2番出口より徒歩4分
近鉄難波線、阪神なんば線「大阪難波駅」15-A出口より徒歩3分
[営業時間] 15:00~22:00
[定休日] 木曜日
[ホームぺージ] https://www.mikasa-hozenji.com/

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