夥しい数の古書店や学生の街として有名な東京の神田エリアに、

人気絶大の名物グルメを看板にしているお店があります。

東京メトロ丸ノ内線・淡路町駅A1番出入口から2分ほど歩きますと、

区立千代田小学校のすぐ近くに、レストラン「巴里の介」の外観が見えてきます。

 

創業20年以上の歴史が醸す穏やかな空間は、

流行に左右されない中高年の皆さんにとって、

かけがえのない場所と言っていいでしょう。

もちろん、好奇心旺盛な若い方々も大歓迎。

自分たちよりも上の世代に混じって、

その居心地の良さを体験してみるのもいいかもしれません。

 

犬とお酒が何よりも好きな店主が手掛ける料理は、

洋食に和のエッセンスを巧みに組み合わせ、親しみやすく、

それでいて本格的な仕上がり。数ある中で特筆すべきなのは、

「4時間煮込んだ牛ホホ肉と風呂吹き大根の赤ワイン煮」です。

 

箸で簡単に崩れる赤ワイン色に染まったホホ肉と、

和風出汁をたっぷり吸い込んだ風呂吹き大根という意外性あるコントラスト。

出会いの妙とは、まさにこのことです。

常連さんを含め、過去5万食以上も注文の入った名実ともに

ナンバーワンのレジェンドメニュー。

これを食さずにはこちらのことは語れません。

 

気になる人気第2位は、「トリッパとキノコのトマト煮」です。

チーズの香ばしさと丁寧に下処理されたトリッパの食感が楽しめる上に、

インゲン豆や舞茸などのキノコもたっぷり入っています。

ピリ辛風味のトマトソースが味のベースになっていて、ワインとの相性も抜群です。

 

「熱々！濃厚！！生ウニとズワイガニのグラタン」は第3位に入る海鮮系の逸品。

旨味2大巨頭と言ってもいい食材に、

オマール海老エキス満載のホワイトソースがコクを加えています。

食卓では味わえない豪華版のグラタン。

足を運べば必ず食しておきたい一品です。

 

評判の高いトップ3をすべて網羅すれば、

たちまちあなたは「巴里の介」のトリコに。

かつてこの街で学生時代を過ごした方々も、

この名物料理を味わいにわざわざ訪れたくなるお店です。