ファンにとっては暑い季節でも食べたくなるのが、

もつ鍋ではないでしょうかね。

美味しい上に栄養豊富でスタミナもバッチリ補給。

お野菜も旨味がしっかりしみて、

いくらでもいけちゃいそう―おまけに最後の〆まで堪能できるなんて。

 

いいこと尽くしのジャンル、

その本場と言えば、もちろん、福岡ですよね。

その街でひときわ輝くのが、昭和28年創業の老舗「もつ料理 かわ乃」というお店。

今回は、地元の皆さんを変わらず惹きつけてやまないグルメな世界をご紹介しますね。

 

春吉本店と博多店の2店舗を擁するスタイルになっていて、

前者は２代目女将、後者は３代目が切り盛りしているんですね。

本店のほうをピックアップしますと、

歴史を感じさせる佇まいに、心もほっこりできるのが大きな特色。

 

家族連れで楽しむのも良いですし、

大切な方をおもてなしするときにも重宝するんですね。

この使い勝手の良さも、多くの方々に愛されている理由ではないでしょうかね。

 

塊で仕入れた新鮮なもつには、せんまいやミノ、大腸、シマチョウなど、

食感の違いを味わえる部位がそろっているんですね。

上質な食材をより高めるのが、

細部を見逃さない職人さんたちの洗浄と切り分けの技術。

どれひとつ疎かにしても、

初代からの伝統の味は守れない―その覚悟が伝わってくるかのようです。

 

よくあるもつ鍋よりも味わいに深みが感じられるのは、

しょうゆ風味の秘伝ダシで下味をつけたもつを、

別どりのスープで煮込んでいくからなんですね。

まさに重層的な旨味と言っていい出来栄え。

この周到なひと手間が決定的な美味しさの違いを生み出しているんですね。

 

これはおかわり必至ですよ。

女性に評判で〆のリゾットがうれしい「みそもつ鍋」や３代目発案、

博多店限定の「博多和風だしもつ鍋」も

一度は試しておきたいメニューとなっていますよ。

 

今と昔が交差する「もつ料理 かわ乃」」―3代続く老舗の

実力を確かめにぜひ足を運んでみてくださいね。